自作アーシング
(2006/05/10)


冬にアーシングケーブルが壊れたため、
やり直しをするということは決まっていたのですが、
なかなかいろいろありまして、延び延びになってしまいました。

既製品を買ってもよかったのですが、
今回のトラブルは、既製品だからこそ長さがうまく合わずに起きてしまったもの。
ならば、多少材料代は高くなっても全部自分で作ったほうがいいだろ?

そして、このたび遂にパーツ達が揃ったので、いざ実行です。

今回のコンセプトは・・・。
(1)純正アーシングの増強
(2)定番施工場所へのアース追加
(3)前回を踏まえたオリジナルポイントへの施工

・・・という感じで行います。

これは、ただ闇雲にあっちこっちへとするのもどうかというのと、
購入したケーブルと端子類に(予算等による)限界があるからです。w
それと、意外と重いんですよ、ケーブルって。
今回購入したのは1mで100gチョイのものなのですが、
購入した長さが20mですから、全部使っちゃうと2kgの重量増になってしまうのです!


用意したものは・・・
これだけ買いました。
全部オークションで。w

OFC 8sqケーブル:20m
8-6端子:20個、8-8端子:10個
接着剤付き伸縮チューブ:50cm
3点ターミナル(銀メッキ仕上げ):1個
以前のものと比べてみましょう。
ぱっと見は「ちょっと太いかな?」程度にしか見えませんが、ぎっしり詰まってます。
同じ長さでも重さが全然違います。
何故かこんなものも買いました。
というか、これを買うのをためらった為に実行が遅れたというのも原因の一つです。

I/C外すのはけっこう手間な作業なので、なるべく1回ですべて済ませたいのですよ。
(0)まずは・・・
バルクヘッドへ施工してあるアースポイントをやり直すため、インタークーラー(I/C)を外します。
これが面倒なんですよ。
レガシィではそこそこメジャーなチューンなんですが、無理矢理GC8インプレッサのを取り付けるんで、各地に無理が祟ってます。
タワーバーも外さないとダメだし・・・。

で、取り外してみたらびっくりです!
純正のホースが壊れてるじゃありませんか!!
こーゆーのを「偶然が必然に変わる」っていうんです。

そーいや、ターボホースのクランプ緩んでたよな・・・。
俺がI/C移植したときはきっちり締めた筈・・・。
なぜに緩んでた?しかも両方とも・・・。
なにはともあれ、I/Cのターボパイプを純正品からシリコン製のものへ変更。
これにより、流入する空気の流れがスムーズになります・・・って、なんかの本に書いてありました。w

まぁ、純正の蛇腹樹脂パーツですと、確かに蛇腹部分で空気の流れに無駄が生じるというのは、わからない話ではありません。
しかし、「(待ち乗り程度で)それほど気にするようなものなのか?」といわれると・・・。

以前、こっそりエアインテークパイプもステンレス製に変えましたが、これも同じ理由だったはずです。
装着完了!
こっちもOK!

あ、もちろんこれはバルクヘッドのアーシング終了後のものですよ。
(0')アースケーブル作成
本来ならちゃんと専用の電工ペンチで圧着するべきですが、あれって高いので買えません。

そこでこうしたんです!w
以前、アーシング関係のネタを集めてたときに、こうやって作ってた人が居ましたので、参考にしました。

適当なとこに置いて長めのボルト当てて、カナヅチで叩けば即完成!!
でもまぁ、そこそこの仕上がりになるんですよ。
ただ、アスファルトの上でやっちゃダメです。orz

※これ以降は駐車場の車止めの上でやりました。
第1号できた!!

・・・・・・あれ?なんか足らない・・・。( ´・ω・)
これ、忘れてた・・・。(つд`)

この伸縮チューブは通常ドライヤーとかで縮ませるのですが、あいにく外の作業で電源もドライヤーもなかったので、チャッカマンの直火で作業。(爆)
(1)純正アーシングの増強
この車の純正ポイントは意外と少ないのです。

まず、バッテリーのマイナス端子とボディ。
助手席側インテークマニホールド。(インマニ)
ソレノイドバルブ。

これはエンジン本体から伸びてきたアースポイントで、ここから出発しているわけではありません。
そのポイントにはちょっと手が入らないので施工できないため、ここから他のポイントへ引っ張ってやります。
他にもあるのですが、あまり関係なさそうなのでスルーです。
(2)定番施工場所へのアース追加
オルタネータからバッテリーへ直接。
スロットルボディから、右ストラットマウント純正ポイントへ。
なお、スロットルボディへ繋ぐ端子はこんな風に加工しておきます。
構造上、ネジが抜けないので・・・。

いや、I/C外してシリコンホース外せば抜けそうなんですが・・・。(ぼそ)
バルクヘッド。

ここは、アースポイントの塗装を剥がして施工しなおします。
塗装の上からよりもダイレクトに鉄板へ行け!

・・・そして、サンドペーパーかけすぎました。orz
仕方ないのでタッチアップ。

まさかこんな理由で出動になるとは・・・。
どーせ見えないとこなので、チョコチョコと適当に・・・。

そして、施工後の写真を撮り忘れてI/C元に戻してしまった罠。○... ∠\_

なお、バルクヘッドからは左ストラットマウントの純正アースポイントへひっぱりました。
運転席側インマニ。

ここへはソレノイドバルブからと、右ヘッドライトのHIDアースからが伸びてきてます。

ここからはバッテリーへダイレクト。
右ストラットマウント部。
スロットルボディから伸びてきたものを中継して、ダイレクトにバッテリーへリターン。

そうそう、今回は各アースポイントの掃除もしました。
だいぶ汚れてたので、パーツクリーナーで汚れを落としてネジを締めなおし、そこからマリンオイルを吹き付けて防錆加工となってます。
綺麗になると気持ちいいですね。
左ストラットマウント部。
左インマニからの純正アース+同増強アース+バルクヘッドのアースが終結して、バッテリーへ直行。

ちなみに、この純正ポイントは下が塗装膜なので、本当なら削ってやるといいんでしょうけど、バッテリーへ直結したのでまあいいかということに・・・。
(3)オリジナルポイントへの施工
言い方を変えればこれはシリンダヘッドということで、定番施工場所ではあるのですが、ネット等で調べるとここへ施工している人はいないのです。
みんなオイル注入パイプを留めてるネジだとか、シリンダ部の適当なサービスホールに留めてるんです。
前回実験で、こっちのほうがフィーリング良かったですから、今回もこっちへ施工。

これが私の御主・・・いやオリジナル。
よく、この赤丸のとこへ施工する人が居ます。
しかし、実験してみたところ、青丸の場所のほうがいい感じだったので、私はそっちへやってます。

最低限、私の車ではこのほうがいいです。
右側はここ。

なお、左右ともに今回はダイレクトにバッテリーへリターンさせました。
他の人はこの赤丸のサービスホールへやってるようです。
ここは右ヘッドライトのそばです。
HIDを組んだときにボディーアースをしたのですが、これでは不十分ではないかということでアーシングしてあります。

左はバッテリーと直結している純正アースポイントへアースしてあるのですが、右はそこまで引っ張るのが大変だったので、右インマニ部へ引っ張ってます。
なお、ターミナルはこうなりました。

以前のものは非常にメンテナンス性が悪かったので交換しました。
そんなこんなで・・・
完成です。

苦労話ですか?
I/Cの脱着以上にいやな作業はないってことですよ。(苦笑)
最終的に、右インマニ付近はさながらインターチェンジのように・・・。w
4本のケーブルがバッテリーを目指すの図。
バッテリー付近では5本になって、更に別ルートから1本合流。
・・・で、余ったケーブル。♪〜( ̄ε ̄;)

どーすっかな?端子もあと4つほどあるし、もう2ヵ所ほどやろうと思えばできるんだが・・・。
ま、無理にやる必要ないし、なんかの時用に保管しておこう。
作業を終えて・・・
「一から作り上げた」って達成感がまずありますね。
・・・というか、それ以外がない・・・。(汗)
あと、結局以前施工してたとこ全部を入れ替えただけとなった・・・。
まぁ、やりながらこの場所の施工意義とかを考えつつやったので、施工そのものには納得しているのですから、問題ないですが。

そうそう、今日は夕方から雨という天気予報に逆らって作業していたので、時間との戦いもありました。
だって、今日を逃したら週末までずっと雨だったんですもの・・・。
効果のほどは?
一言で。
自己満足!!(爆)
だって、最近車に乗ってないのでフィーリングの比較ができないんですよ。
そもそも、施工場所は基本的に変わっていませんから、前回ので効果が出ているとこは分からないですから。
逆に、以前のケーブルで必要十分の電流が流れてたとすれば、今回のでは【ただ重量増になっただけ】という認めたくない現実が・・・。
まぁ、燃費とかはちょっとロングドライブついでとかに見てみますかね・・・。

あ、あと、このケーブル、それほど目立たないので以前のクリアブルーより控えめな感じがします。
後日作業(2006/05/18)
ここ、追加しました。
後日作業PART2(2006/05/24)
ここ、なんとかして付けてやりたいんです。
純正ケーブルはこういうふうに走ってます。
で、工具箱をほじくってたら出てきた10番のディープソケット。
そして、何故かKTC・・・。

はて?どーしてこれ買ったんだっけな・・・。
ま、いいや。これがあるなら何とかなりそうな予感がするし。
ほら、エクステンション使えば何とかなるじゃん!

※ナットに対して斜めに当たってるのに、何とかなるもないだろが!・・・でも、緩めれました。w
そして、緩めたはいいものの、ナットが取れなくなって・・・。

結局ここまでバラすことに。(苦笑)
ケーブル取り付けました。

・・・え?見えない?
そんなことは私も分かってます。
純正でサンドウィッチしたので隠れたんです。
でも、かすかに銀色が見えるでしょ?(左のほうに)
んで、ここまでひっぱります。

これで、とりあえず施工したいとこは全部できたことになります。
そして、まだまだ余ってるケーブル・・・。orz