インダクションボックス交換
(2006/07/23〜29,08/06)
ふらりと眺めてたオークションで、珍しいものを見つけました。
レガシィやインプレッサなどはエアフロメーターがホットフィルム式でして、
一般的にパワーが出せるキノコタイプのエアクリ(湿式)では、
エアフロメーターにフィルターのオイルが付着してしまったりして、
エアフロメーターを壊してしまうという危険性があり、
なかなか導入できません。(エアフロを止めればいいのですが)
でも、吸気量は増やしたいわけでして。w
BLITZのインダクションカバーがけっこう魅力でした。
そんな折に見つけたのが、このARCのスーパーインダクションボックス。
これは、純正のインダクションボックスと交換して使うもので、
専用の湿式フィルターと組み合わせます。
また、インテークパイプとの接点にはファンネルをつけることにより、
パイプへの流入をスムーズにしてあげる効果があります。
ここで気になるのが「湿式フィルターなのにいいの?」という疑問ですが、
純正のフィルターは実は湿式フィルターです。
つまり、エアフロメーターまでの距離が十分にあるので、
湿式フィルターでもエアフロメーターへダメージを与える可能性は低いのです。
あと、インテークパイプのファンネルは他社製が単品でも売ってありましたが、
新品で1万円以上してたので、「こんなもん買えるか!」とスルーしてました。
で、この商品。
新品で買うと3万円を超えるステキなお値段なのですが、
中古でだいぶ汚れてたせいもあり、6,000円で購入できました♪
まぁ、専用フィルター(8,400円)は別途購入だったのですが・・・。
以上より、トータルのコストパフォーマンスはこれで十分ということで、
あとは見栄えだけの問題となり、
綺麗にしてから取り付けようということになりました。
というか、フィルターがメーカー欠品で納品まで3週間ぐらいかかるって言われて・・・。(汗)
7月末じゃないと届かないから暇なのですよ・・・。
要は一皮剥いて戦闘力120%アップ!(謎) |
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こちらが、購入した当時の状態。 もう、汚れまくりです。 まぁ、だからこそ安かったのですが。 |
手持ちの液体コンパウンドで磨いてみました。 ファンネルはまぁこんなもんかな?ってとこですが、他はまだまだです。 |
完全に綺麗にできるわけはないのですが、せめて他部品との接続部分の汚れは落としておきたいのです。 こーゆーところから二次吸気をしてしまう可能性もありますし。 |
そこで、サンドペーパーの出番。 まずは240番で豪快に削ります。 |
「ここでどれだけ落とせるかによって次が決まる」と思って頑張ったのですが、どーにもしつこいのが残ってしまいました。 エアツール欲しい・・・。 |
でもまぁ、こういうところはきっちり綺麗になったので、OKということにします。 |
とりあえず、これでいいかということに。 作業時間、約1時間。w |
お次は800番の耐水ペーパーで磨きます。 ・・・500番をやってからのほうがよかったのかな? という考えはとき既に遅し。w |
ここからは液体コンパウンドの出番。 ホームセンターでmsts945氏オススメのピカールを購入しました。 コストパフォーマンスが絶大だということで。 ええ、300円でお釣りもらえますからね。w ピカールって初めて見たと思ってたのですが、封をあけ匂いをかいだとこで昔の記憶が蘇ってきました。 「これ、仏壇磨きだ!!」w そーいや、購入したホームセンターでもローソクとかム・・・もとい、線香とかと一緒に置いてあったな・・・。 |
気合で磨いていきます。 だいぶ艶が出てきたかな? ホントはまだまだ磨きたかったのですが、腕が疲れてきたのでこの辺で切り上げ。(爆) ・・・いや、なんだか磨いても違いが出てこなくなってきたのもあって・・・。 |
最後の仕上げはこいつです。 鏡面仕上げ用1ミクロン液体コンパウンド。 |
どーだっ!! ・・・・・・あんま変わらない・・・。orz |
240番で磨いたとこと比較すると、綺麗にはなっているのですが、細かい磨き傷はまだまだ残ってます。 鏡面への道は深く険しいのか・・・。 いや、一応映り込むようにはなったんですけどね。 けっこう近づけないと映らないのですよね〜。 そもそも鏡じゃないんだから、そーゆーもんだとも言うのですが。 |
日を改めて |
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そもそも、指で磨くからすぐ疲れるんです。 こーゆーときこそ、道具の出番。 取り出したるは、サンドペーパーをかけた時にも使ったゴムブロック。 これにウエスを巻いて、液体コンパウンド染み込ませてこすれば、もっと楽にできるはず! |
がんばりました!! 艶が今までとは段違いです!! マジで鏡面になってきました。 |
ほら、部屋に干してあるものが映りこんでるでしょ? |
フラッシュだってちゃんと反射するんだから!! |
一番上の購入時と比較して欲しい。 |
そんなこんなで一週間・・・ |
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ようやくフィルターが到着しました。 特殊スポンジ製の湿潤式です。 |
・・・赤いHKSフィルター・・・?(苦笑) |
交換は簡単だと思ってました |
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てっとりばやく純正のエアクリボックスは撤去。 |
構成部品はこれだけですからねー。 あ、エアフロメーターは次も使いますよ。 |
BLITZのSUSパワーフィルター。 ・・・さて、これ入れてから何年経ってたっけ・・・? 少なくとも2年は確実・・・。(汗) |
エアフロ取り外したらなんかヤなものが見えました。 なんですか?このちぎれたゴム輪は・・・。 やっぱり、要交換? |
とりあえず、仮置きしてみます。 いったいどこで本体固定するのか現品だけを見てたら分からなかったもので・・・。 |
KOTOKO・・・いや、ここと・・・。 |
ここか・・・。 こんなとこで留めるなんて想像もしなかったよ。w |
エアフロとファンネルで本体を挟み込みます。 |
そして、フィルターをはめ込むのですが・・・はまらん。 いやまぁ、すっぽりはまって二次吸気をするようじゃ困るんですけどね。 |
マイナスドライバーでこじってあげて、なんとか収まりました。 フタのほうも同じ危険性をはらんでましたが、まだマシでした。 そして、ネジで固定。 |
ちなみに、純正のネジは本来6本あるべきとこなのに、4本しかありませんでした。 前の使用者は6本締めるのが面倒だったようです。w そして、ホームセンターで同じものを6本買ってきたつもりが、長さが違った・・・。ww ま、足りないよりはいいですよ。 |
で、ここへ留めるの? ボルトが短すぎるよ? |
こっちは長すぎるんだよ!! |
でもまぁ、取り付けるんですよね。w |
こんだけしか隙間がありません。 エンジン内の熱気を吸わない努力でしょうけど、少しでも空間がある以上一緒だと思うのですよ。 |
で、ゼロスポーツのインテークパイプを取り付けようとしたら・・・はまらん。orz |
先にパイプを繋いでからやれってことね・・・。 でも、けっこう無理がありそうなんですが。 大丈夫かな?こんなんで・・・。 |
取り付け時に無茶をしたら、隙間ができちゃいました。てへっ♪ |
一言、「ありえねー!」(byキョウ・ソゴル) これは潔く取っ払えということです。 えぇ、右フェンダー内にあるエアチャンバー・・・通称レゾネーターも近いうちに取っ払ってやりますよ。 |
作業を終えて・・・ | |
社外品+社外品は時として理不尽な状況を作ります。w もーね、ネジなんかどっこも留めなくったって外れそうもない。 振動与えてもズレそうもない。 ・・・それっくらいいっぱいいっぱいです。(苦笑) それよりも、エアチャンバー外さないとなぁ・・・。 今の状況じゃ積極的にエンジンルーム内の熱を吸おうとしちゃってるはずだし・・・。 |
効果のほどは・・・? | |
エンジンかけてみると、「シュコォー・・・・」って音が聞こえるようになりました。 ええ、毒キノコエアクリ(笑)とか入れるとよく聞こえるアレです。 そーですよねー、あたりまえですよねー。なんせ、エアクリの面積全部で空気吸ってんだから・・・。 エアチャンバーは元々この耳障りな吸気音を消すための装置なわけですが、そこを経由しなくなった今、存在意義がなくなったので外して軽量化に貢献してもらいます。 もちろん、その時はフェンダー内から少しでもフレッシュエアを吸えるように工夫しますが。 一応、考えはあるので、そのうち試してみます。 今すぐやらない理由?それは・・・材料がないことと、暑くてやってらないってことです。ww 夏場のDIYは大変なのですよ。 |
追加作業(2006/08/06) |
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はい、今日はレゾネータの除去をします。 まずはジャッキアップしてタイヤを外して・・・。 |
この、マッドガードを外す必要があるのです。 |
マッドガードは・・・ |
この・・・ |
4種類の・・・ |
ネジとクリップで留まってます。 場所は・・・9ヶ所・・・だったかな? けっこう面倒なとこにあったりします。 |
全部外せばこのように取り出せます。 取り出せないときは、まだどこか外し忘れてるということです。 |
これがレゾネータ(エアチャンバー)です。 整備解説書ではエアチャンバーなのに、なんでみんなレゾネータって言うんだろ・・・? |
レゾネータは2個のボルト&ナットで留まってます。 片方はいいのですが、もうひとつは見えないところでの作業となるのでちょっと面倒。 |
こんなにスッキリです。 |
この矢印のとこでボルト留めしてあるんですよ。 それと、マッドガード外すとフォグ&コーナリングランプASSYが丸見えなんだな・・・。 HID化はこうやって作業したほうがいいか・・・?w |
もう片方はここ。 取り外したままだとインダクションボックスが固定できないので、こんな感じで取り付けてみました。 タイラップで留めているのは万が一の作業時にボルトが落ちていくのを防ぐため。 一度落としたら、またマッドガード外して・・・って作業になるので予防策です。 |
外気を吸い込むためのパイプと、小石等の侵入を防ぐためのアミ。 |
パイプは伸ばせばこれぐらいになります。 |
こんな感じで取り付けよう。 |
基本的にタイラップのみで固定! 理由:それ以外の方法は面倒だからww |
フォグの裏あたりから外気を吸うようにしてみました。 |
エアフィルターへはこんな感じで向けてます。 |
もう片方の穴はアミでふさぎます。 写真は固定前の仮置きの状態ですが、この後やっぱりタイラップで固定。ww |
作業を終えて・・・ | |
これで、本当にBHダクトは不要となりました。そして、もう二度と純正には戻りません。w 気になるのは、「小石や雨を吸い込まないか?」というとこなのですが、たぶん、このレイアウトなら大丈夫なんじゃないかな?って思います。 小石よりも雨のほうが気になりますが、このフォグとバンパーの隙間を通って入ってくるような雨はそうそう無いんじゃないかと。・・・あ、洗車用のウォーターガンのほうが危険か?w 余談ですが、現行のBL/BP型はこんなレゾネータなんかは使わず、いきなりエアクリボックスへ行ってます。 試乗したときに吸気騒音は特に気にならなかったから、うまいこと消せたんでしょうね。 |
効果のほどは・・・? | |
測定の方法がないので、なんとも言えませんが、吸引する空気の温度が下がるはずです。 あと、チャンバーを通らないので、走行中はそこそこ勢いのある空気がフィルターを直撃するはず。 ですので、吸引量が増える理屈ではあります。・・・実際どれだけ恩恵があるかは大いに疑問ですが。w |