TECTOM MDM-100(S)取付け
(2006/08/30)


昔から非常に欲しかった物をついに購入。(オークションでw)

今までは、オークションで見つけても
「これぐらいの値段じゃなきゃヤダ!」
と言って、買い渋ってました。
まぁ、今までは中古なのに定価で出品してたり、
中には定価以上の値段をつけてるふざけた出品者がいたのも理由ですが・・・。

しかし、2005年に生産終了してしまい、
もう選り好みしている場合ではなくなってきました。(苦笑)
そこで、今回は希望落札価格をいきなり入れて有無を言わさず掻っ攫いました。ww


御対面w
あ〜、やっと手に入ったぁ〜。
取付けは5秒!(メーカーサイト紹介文)
ここを取り外すのに10秒以上かかりますが何か?w
これがECU診断用カプラー。
確かに、これを見つければはめるのだけは5秒で済みます。

・・・え?なんでこんな言い方するのかって?
最初に診断用カプラーを違うものと勘違いしてたなんて口が裂けても言えません。
そして、TECTOMにクレーム電話入れそうになったなんて内緒です!

・・・電話でディーラーに訊いたらこれだって・・・。
いろいろ検討した結果、ここが一番いいってことになりました。

・・・これでオンダッシュ式のナビモニターは完全に取付け不可になりました。(苦笑)
なお、ここに収まればいいなーって思ってた場所は問答無用でした。w
そんなわけで、ケーブルを隠すためにエアコン吹き出し口をはずします。
この脇の空間を使ってケーブルを通してやれば、スッキリするかな?って。
しかし、結局ここまでバラすことになりました。orz

オーディオユニットは戻すのが面倒だから外したくかったんだよ・・・。
そして、こんなふうにケーブルの通り道を作って・・・。
余ったケーブルは束ねてエアコンコントロールパネルの裏側に押し込んで・・・。
パネルを元に戻して、本体は両面テープで固定。

本当はカーボン調パネルではなくダッシュボード側に貼り付けたかったのですが、角度が変わってしまい文字が読めなくなるので、ここしかなかったです。

ま、こんなとこのパネルはそうそう外すことも無いでしょうから・・・。
エンジンをかけるとこんな風に表示されます。
以下はMDM-100の表示項目および測定値と整備解説書にあるセレクトモニタ計測時の基準値です。
項目 測定条件 整備書基準値 測定値
BATT(電圧V) 暖気後のアイドリング状態の時 13.5±0.5V 13.7V
SPD(速度km/h) リフトアップ等行い40km/h走行時 40±2km/h 40km/h(※1)
SPD(速度M/h)
RPM(エンジン回転数) 暖気後のアイドリング状態の時 750±50rpm 750rpm(※2)
WTMP(水温℃) 暖気後のアイドリング状態の時 水温計に一致 Defiとの誤差+2℃
WMTP(水温゜F)
IGN(点火時期) 暖気後のアイドリング状態の時 14±3/750±50 14deg
AFM(エアフロ電圧) 暖気後のアイドリング状態の時 1±0.3V 0.92V(※2)
THP(スロットルセンサ電圧) IG SW ONでスロットル全閉→全開 0.5±0.15→4.3±0.25 0.54V→4.34V
INJ(インジェクタ噴射時間) 暖気後のアイドリング状態の時 2±1ms 1.5msec
ISC(ISCバルブデューティー) 暖気後のアイドリング状態の時 30±20% 30%(※2)
O2S(O2センサ電圧) 暖気後エンジン回転数2000rpm 0.01〜0.9V 0.72V(※2)
FB(空燃比補正係数) 暖気後エンジン回転数2000rpm ±25% -12%(※2)
RTRD(点火時期遅角量) 走行し回転数2000rpm以上の加速時 ±10deg 0deg
WGC1(ウエストゲートコントロール1) エンジンレーシング時 0〜50% 0%
WGC2(ウエストゲートコントロール2) エンジンレーシング時 0または70〜90% 0%→70%(※3)
BARO(大気圧) 暖気後のアイドリング状態の時 600〜800mmHg 99kPa(※4)
BPRS(ブースト圧) 暖気後のアイドリング状態の時 -470〜550mmHg -59kPa(※2、※4)
NEWTRAL-SW(ニュートラルスイッチ) ON/OFF
POWERST-SW(パワステスイッチ) 非表示
IDL-SW(アイドルスイッチ) 非表示
AC-SW(エアコンスイチ) ON/OFF
AC-RLY(エアコンリレースイッチ) ON/OFF
RAD-FAN1(ラジエターファン1) ON/OFF
RAD-FAN2(ラジエターファン2) ON/OFF
FUEL-SW(燃料ポンプスイッチ) ON/OFF
KNOCK(ノックコントロール) ON/OFF
O2(O2センサ状態) RICH/LEAN
【注意事項】
「暖気後のアイドリング状態の時」とは、2回ラジエターファンが回転したあとの状態です。
また、エアコンやライト類のスイッチはOFF、ラジエターファンも回転していないときの数字を拾います。
(※1)シャシダイ等があるわけないので、道路を実走してアナログメーターとの誤差があるかないかを測定。
(※2)当たり前ですが安定しない測定項目なので、測定中一番多く表示された数字を計上。
(※3)6000rpmを超えたところで70%になる。それまでは0%。
(※4)整備書はmmHg表示ですが、MDMはkPa表示。(1mmHg=0.13kPa)
大気圧に関しては測定する場所の海抜なんかも関係しますので、整備書の数字が正しいとは言い切れないかと。
つか、800mmHgってどこの山の中だ!?
作業を終えて・・・
取付けは30分でした。ww
まぁ、カプラーはめるだけで後は単なる配線取回しですから、簡単だったわけですが。
だんだん、いろんなとこに穴を開けたりすることに抵抗がなくなりつつある私です。(苦笑)
効果のほどは?
いろいろな項目を見ることができるMDM-100ですが、一番ありがたいのは電圧と速度計。
電装品の塊となっている今の車はバッテリーが上がったらアウトなので、電圧管理は非常に大事です。
あと、スピードメーターはアナログ針表示が好きなのですが、誤差もけっこうあるということなのでデジタル表示がほしいと思ってました。しかし、測定結果はほぼ同じ。まぁ、実用域で大きな誤差があっちゃ困りますが。w
MDM-100は、ディーラーがトラブル点検に使うセレクトモニタとほぼ同じ項目を拾ってくるので、いろんなデータを見ることができ、非常に面白いアイテムだと思いました。
普段からこういうデータを拾っておくと、いざトラブルが発生したときに原因が分かりやすいと思います。