ドア内張り(トリム)張替え
(2006/02/03〜2006/02/04)


リアシートを交換したときに思いました。

『ドアの内張り(トリム)も青くしたい・・・』

ただ、当時の私はやり方がよく分からず、
怖いので実行しませんでした。
ま、最大の理由は「布がなかった」からですが・・・。

先日、ふとヤフオクでこのドアトリム用の生地を出品してあるのを見つけ、
「これならいけるかも・・・」
という話になったのです。


外す!
まずは内張りを外さないことには始まりません。
しかも今回はドア4枚ともです。
後部ドアの内張りなんて初めて外します。

故に、簡単にレガシィのドア内張り外し手順。

まずは右に見える部分のパーツを内張り剥がしなどで剥がします。
ウィンドウスイッチが硬いので手間ですね。
目くらパーツを外すとネジが見えますので、こいつを外します。
もちろん、こいつも。

で、外したらおもむろに内張りを掴んで引っ張ります!
すると、内張りが取れてくるという手順です。

簡単ですね♪
なお、外すときはウィンドウを少し開けておくと外しやすいです。(・・・とレガシィのチューニング本に書いてありました)
基本的にフロントと変わりません。

左下の丸い穴はスピーカーを取り付けるためのものです。
ワゴンと共通なのでこういうところがあるのです。
内張りにはスピーカー用の穴がないので、そこで隠してるわけですね。
ですから、内張りをワゴン用にしてしまうとここにもスピーカーが積めるようになるはずです。
もちろん、ラインは自分で作らないといけないですが。
フロントの場合も外す手順は基本的に同じですが、右の部分でもう一つクリップ留めしてあります。
内張り剥がしで外しておきます。
意外と、このツィーターが邪魔なので外しておくといいです。

なお、このツイーターはKENWOODのものを無理やり取り付けてるので、純正(クラリオン)ではありません。
今回の主役
紹介が遅れました。
これだけのものです。(ぇ

アルカンターラの生地4枚と、タッピングビスとワッシャ34組(!)です。
生地を貼るのには両面テープを使えと取り付けマニュアルにありましたが、ボンドのほうが安上がりなのでボンドにしました。
こってり塗ったら泣きを見ること必定!
なのでヘラを使って薄く伸ばします。
デッドニングしたときのヘラですがなにか?(笑)

あとはこれから内張りをバラすために必要なカッターです。
バラす!
まずは、内張りの裏にある発泡スチロールを剥がします。これはそれぞれ一つだけでいいです。
あとから元に戻す必要があるのできれいに剥がしたいのですが、なかなかに強力な両面テープで貼ってあったため、ぶっ壊れました。orz
・・・どーやって元に戻そう・・・?
お目当てのトリムパネルはこうやって留めてあります。
樹脂を融着してあるので、これを取ってしまえば外れるわけです。
カッターで削り落とします。
適当なところでぐいっと押すとこうやって外れます。
これを、フロントは9ヶ所×左右+リアは8ヶ所×左右の計34ヶ所行うわけです。
外れました。
勢いで純正の生地を剥がします!
思い切りよくバリッといきましょう!
もう引き返せません。(爆)
しかし、1枚作業するのにかなりの労力と痛手を負いました。

そこで、マニュアルにも書いてあるお手軽方法に切り替えます。
所詮樹脂なんですから半田ごてで溶かしてしまえ!

・・・実際、こっちのほうが100倍楽でした。(滅)
下地処理
4枚とも剥がし終えた状態です。
ここから、まずは紙やすりでトリムに張り付いている生地を削り落とし、貼り付け面を整えます。

・・・紙やすり・・・サンドペーパー・・・・・・。(・ω・`?
買ってくるの忘れた!!Σ( ̄□ ̄;
というわけで、慌てて購入に走る私。

極力楽をしたいので、左側のファブリックシート(#150)を使います。
それでもダメなら#240のサンドペーパーで。
こういう部分を・・・。
こうします!
どーせ、ボンド塗るとこなんですし、あまり気合入れて磨き上げる必要はないはず。これぐらいで上等でしょう。

その後、やすりのせいで粉っぽくなったトリムパネルは水洗いして乾燥させることにしました。

新しい生地を貼るのは翌日!
貼る!
一晩乾かせて水気も抜けたので、貼り付けします。
木工用ボンドを盛り付け、それをヘラで全面的に伸ばしていきます。

あまり厚く盛り付けるとまずいので薄く・・・塗ったつもりですが、こうしてみるとまだ多かったかな?
塗ったら生地へペタッと乗せます。

まずは、赤く囲った部分だけを押して貼り付けておき、クルッとひっくり返します。
次に矢印のように中から外へ向けて放射線状に伸ばしていきます。
凹んだ部分があるので、注意しないと皺になってしまいますが、使ったボンドが速乾性ではなかったことも幸いして失敗することなくきっちり作業できました。

ここさえ乗り越えればあとは簡単な・・・ハズ。
とりあえず、同じ作業を4枚繰り返し。

折り返し部分はある程度乾いてからにします。
しばらく乾燥させたら折り返し部分に取り掛かります。

最初はここもボンドでやるつもりでしたが、すぐに剥がれてしまうため、両面テープで貼り付けることになりました。

両面テープは、部屋を漁ってたら出てきたごくごく普通の両面テープ(10mm×6m、200円)です。
さくっと仕上げます。

・・・実は角の部分の折り返しとか、「へ」という感じに曲がってる下の部分は生地にハサミを入れてます。
そうしないと思ったように折り返せなかったので。
そうやって4枚とも仕上げます。
組み付け
トリムパネルを内張りに組み付けるにあたって、まずはタッピングネジのガイドになる穴を開けます。
まぁ、タッピングネジですので最初のとっかかりさえあればいいですから、半田ごてで軽く開ける程度です。

・・・あまりに軽く開けたため、写真では分かり辛いというオチ。
やはりタッピングビスですよ。
全部で34ヶ所もやってれば、手にマメの一つや二つできるってもんです!
手のひらの真ん中にマメができたなんて初めてだ。

昨日は昨日でカッターで指切ったしな・・・。
毎度なにか怪我をしないと進めないらしい・・・。orz
そんな身を切る思いをしながら仕上げていきます。

なお、裏面の発泡スチロールは元に戻しませんでした。どうにも貼り付ける方法が見当たらなかったのと、マニュアルでは「戻せ」と一言もなかったため。

・・・そもそも、あの発泡スチロールは何の役目をしていたんだろう?
ビフォーアフター
完成したのでちゃっちゃとドアに取り付けます。
すんません、また写真忘れました。
まぁ、外したときの逆の作業ですので割愛ということにしといてください。


それでは比較です。
こちらが変更前。
変更後!
リアも・・・。
こんなふうに!!
まとめ
オークションにはこのキット(7,900円)のほかに、トリムパネルへの貼り付けまで済ませてあるものが出品されていたことがありまして。
当初はそれを購入しようとも思ったのですが、微妙に高かった(30,000円〜)のが原因で落札しなかったのです。
でも、この作業を通して思ったのが「あれは買わなくて正解だった」ということで。
作業的にもやってみたらそれほど大変ではなく、十分DIYでやれる内容だったのでこっちのほうがお買い得でしたね。
材料が一緒だとすると、工賃2万円・・・ってことになるんですし。

まぁ、その3万円のは本当にGDBインプレッサのアルカンターラWRブルーの生地で製作していたようですので、その分値が張ったのかもしれません。
・・・なんでこんなことを言うかといいますと・・・。
写真では分かりにくいのですが、GC8シート(運転席・助手席)とGDBシート(後部)とドアパネルで三者三様の青色をすることになったんですよ!!
落札から取り付けまでの作業中、「GC8よりは青いけど、GDBのとはけっこう合いそうだな・・・」と思っていたのです。
ところが、いざ完成してみたらGDBより鮮やかな青!
まさかこんなに違うとは!!
ディーラーで眺めるインプレッサの青は鮮やかな青というイメージがあったので、逆に言うと「このGDBリアシートってこんなにくすんでたんだっけ?」という感じです。

ま、今更そんなこといってもしょうがないですし、カラーリングとしては青系で統一されたんですからいいんです。
そのうち日に焼けたりして色も落ち着いてくるだろう。(ぇ
実際、GDBシートも導入時ほどGC8シートとの色の差が目立たなくなってきてる感じだし・・・。