ファンコントローラー
(2005/10/14)


車検のときにローテンプサーモスタットを導入して、
ノーマルより早めに冷却水がラジエターへ流れるようにしたものの、
ラジエターファンの作動温度は純正の100℃のままでした。

レガシィはラジエターファンとエアコンファンが並んでおり、
エアコンファンが回るとその風がラジエターに当たり、
結果として冷却水も一緒に冷やしてくれていました。

つまり、エアコンを動かしていたほうがラジエターファンの作動を待たずに冷却水を冷やすので、
結果としてはエンジンにやさしいことになる・・・という状況でした。

しかし、通常エアコンというのはパワーが欲しいときには抵抗にしかならないもの。
でも、エアコンをオフにした場合は水温が100℃を超えてしまう。<※実験済み

春や秋などエアコンを使わなくてもいい季節や、
窓を開けて運転しているときなどでもエアコンをオフにする機会はあるものの、
上記の理由によりそれはやらないほうがいい感じをしていました。

まぁ、実際のところ、春は花粉が飛んでいるため窓を開けられなかったりするので、
秋ぐらいしかエアコンオフのチャンスはないんですけどね。
あと、排ガスとかが進入してくるのを嫌って内気循環にすることも多いし・・・。

そんんこんなで、実際の導入メリットは「?」なのですが、
オークションで入手できたので取り付けてみました。


動かない・・・?
白状すると、実はファンコントローラー自体はアンプ導入作業中に入手していました。
そして、ECU周りを開けたときに一緒に取り付けたはずでした。

しかし、動かなかったんです。
原因が分からず、本体をBILLIONまで送って点検してもらってる時間があったのです。

ところが、点検の結果「本体は異常なし」との返答。
じゃあ、残るは配線の問題。
でも、エレクトロタップで挟むだけの作業になんのミスがあろうか?ということで開いてみたところ・・・右の写真ですよ。

そりゃあ動くわけないじゃん。表皮が捲れきってないんだもん。
カッターで表皮を剥いて、エレクトロタップで締めなおします。

エレクトロタップは全部で5箇所だったのですが、赤のエレクトロタップを使った1箇所をはOKで、右の写真のように青いエレクトロタップを使ったところはすべてダメでした。

つまり、ハズレのエレクトロタップを使ってしまったということですね。
ただ、こういうミスを減らすためにも「最初から剥いておくといい」とはトラブル解決のヒントをくれたmsts945氏の弁です。
あと、自分で自分の首を絞めたのは、面倒がってECUコネクタのすぐそばでやったということですね。
ケーブルそのものにかかるテンションが高くなり、かなりドキドキの作業に・・・。
1本でも切れたらどーすんだと・・・。
良かった、動いた・・・
導入当初、ウンともスンともいわなかったVFC-Proが上記の配線見直しで見事に復活したので、さっそく本体取り付け場所の検討。

けっきょくここに落ち着きました。
・・・え?アップ過ぎてどこか分からないって?
ここです。ステアリングコラムの下。

通常ここにはターボタイマーを置く人が多いように思うのですが、私はターボタイマーなんか要らないと信じて疑わない人なので、このスペースは空いてます。

(※)エンジン(&タービン)をフルに回した直後にエンジンカットするのは確かによろしくないけど、通常の街乗りレベルではエンジンカット前に車庫入れがあったりするため、エンジン回転の低いアフターアイドリングに等しい時間帯がある。まさかリバースに入れてタービン回るほどアクセル踏む人はいまい。
イマドキのタービンが冷えるには1分もあれば上等です(冷えないほうがおかしい)ので、わざわざタイマーなんかつける必要ないというわけです。
表示はこんな感じになります。

ファンの動作温度は84℃にしてみました。
エアコンを入れているときで82℃ぐらいですので、それを超えて温度が上昇してきたら回ってもらえばいいという考えです。
作業を終えて・・・
エレクトロタップというものがどんなものかよく勉強できました。
盲目に信じちゃいけないです、こんなもの。(苦笑)
あと、横着しないでちゃんとECUのケーブル解けばよかったと・・・。
実は信号取り出しのケーブルを1本間違えてました。これだと思ったケーブルの一つ隣の配線に繋いでました。
効果のほどは・・・?
動作確認のため、エアコンを切った状態で水温が84度までいくとファンが作動して水温が下がっていくのをチェック。
このコントローラーは指定した温度で作動し、指定した温度を下回ったらカットしてくれます。
なので、私の場合ですと84℃になった時に作動して83℃になるとカットということです。
でも、実際にファンはしばらく回るので、水温計としては79℃ぐらいまで下がります。そして、また84℃になると回転して・・・というわけです。
ですから、平均としては80〜81℃ってとこですかね。
突然の追加作業(2006/08/06)
最近の暑さで両面テープが剥がれ、車に乗ろうとすると宙ぶらりんになってるVFCをなんとかしようと決意。
※原因は両面テープを貼るときに脱脂が不十分だった

・・・で、埋め込むことにしたのですが、どーやって本体固定しようかと悩んでたところ、いい場所発見!
あとはそれに合わせてパネルを切っていくのですが、現物合わせになるので一苦労。
・・・いや、一苦労どころじゃなかったかな?

でもまぁ、とりあえず収まりました。
ええ、とりあえずです。
もう少しきれいにインストールしたいところです。
隙間があったりするのはよろしくないだろう。
でも、暑くてこれ以上やってられないのです。w
ちょっと引いた状態はこんなふう。

ダッシュボードとかにメーター埋め込んでるのを見るけど、あれを作るのは相当面倒なんじゃないかと思ったのでした。
たった一つの穴あけるのに、こんなに大変な思いしたんだから・・・。