録画からエンコードまで


ここでは、MTV2000で録画したファイルを、
DivX形式でMPEG4エンコードするまでを紹介します。

非常におおまかな流れですが、
こうやって処理をしています。

***環境説明***
使用PC
Pi4260-DVM 【SUBARU】
キャプチャボード
Canopus MTV2000
エンコーダ
ペガシス TMPGEnc
ビデオコーデック
DivXNetworks DivX5.1.1Pro
サウンドコーデック
Fhg Radium MP3 codec
使用データ
『スパイラル−推理の絆−』第1話(CS Ch.279 AT-X)
その他
Ulead MediaStudioPro6 VideoEdition + MSP6PowerUpKit


【1】まずはキャプチャ

MTV2000の高画質モードです。


種類:MPEG2(拡張子:.m2p)
キャプチャサイズ:720x480
ビデオビットレート:8000000bps(CBR)
オーディオフォーマット:MPEG-1 Layer-2
オーディオサンプリングレート:48000Hz
オーディオビットレート:224000bps
【2】CM等、不要な場所を特定

カノープスのツール、CM 
Cutterを使ってます。


「何分何秒何フレーム」かというのが大体わかればいいので、ここではファイルとして出力することはしません。


−ここでカットしない理由−
このツールはGOP単位で処理するため、必要なフレームを一緒に切り落としてしまったりするのです。
キャプチャの際に「GOP完結」を設定するといいような気もするのですが、試す機会がなく・・・。(苦笑)
(※1GOP=15フレーム)
【3】TMPGで読み込み

キャプチャしたm2pファイルを読み込ませす。


ただ、標準状態ではTMPGはm2pファイルを開けません。
ここでは、茂木 和洋さんが開発された、『MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In』というVFAPIプラグインを使用しています。
http://www.marumo.ne.jp/mpeg2/


CPU拡張の対応するところをチェック入れる程度とし、基本はデフォルトのままで使ってます。

※2004.04.30訂正※
MTVシリーズで録画したファイルはフィールドがトップから出力されます。
右の設定では
『トップ→ボトム順で出力』にしてください。
これでやっと読めるようになります。
【4】不要な部分をカット編集

【2】の手順で調べた場所を参考に、カットする部分を決め、カット編集ます。


CMの多い番組では、この作業が一番つらい作業です。(苦笑)
【6】エンコードする範囲を指定

番組の始めと終わりを指定します。


この時に、前後の部分をカットするというのもありですが、わざわざカットする必要もないのでそのままです。
【7】音声の最適化

音声のレベルを最適化します。


この最適化の結果が400%と表示される場合は注意です。
これは、元ソースの録音レベルがあまりにも小さい場合に起きるのですが、400%以上のときでも表示は400%と表示されます。

そして、そういう場合は「サーッ」というノイズが乗ってることが多いのです。
この場合は自分の耳で適正レベルを決めましょう。

300%以内にいるなら、まず大丈夫です。
【8】エンコード

「圧縮開始」ボタンを押すとMPEGでエンコードしてしまうので、「ファイルに出力」>「AVIファイル」でエンコード開始します。


エンコードが終了したら音ズレ、プチノイズ等がないことを確認して終了です。