2日目(台風のため予選中止)


F-1グランプリ50年の歴史の中でも珍しい事態となりました。

結局、予選は明日の朝9時から1回目→2回目とやってグリッドを決め、
午後から決勝をやるという方式です。

昔のシステムなら、金曜日のフリーの時点で速かった人から順番に・・・というパターンでしたでしょうね。
INDY等と違い、あらかじめ予備日を用意しないF-1なので、
最悪は日本GPキャンセルというのが考えられたんですよねぇ。
それが避けられ、しかも1日で予選・決勝を楽しめるというのはある意味面白いことでしょう。

明日のポイントはズバリ「予選」!
昨年より始まった一発勝負予選ですが、今回は正真正銘の一発勝負です。
金曜日は雨セッティングのフリー走行で走ってますし、土曜日は走行なし。
そして、明日はフリー走行なしのいきなり予選1回目。
つまり、各マシンは『ドライセッティングを出せないまま予選に挑む』ことになるのです。

はっきりいってかなり無茶な話だと思います。
ただ、各チームとも過去の鈴鹿のデータは持ってますし、ドライバーもコースが分かってるので、
バーレーンGPや中国GPのようにセッティングに時間がかかることも少ないでしょう。
マクラーレンなんかはシミュレーションの出来もいいみたい(中国GPがよかった)なので、
今のマシンにあった鈴鹿セッティングを明日の朝までにやってくるのではないでしょうか。

あとは、1回目の予選3周の間でズレを発見し、2回目のアタックで決めるという感じになると思います。
ほとんど各チーム小細工なしでくるのではないかと思います。
セッティングが煮詰まっていればピット作戦とかも考えようがあるのですが、
マシンが決まってない状態でロングラン作戦をしてしまうと、タイムロスが大きくなってしまうので、
少ないタンクでスタートして、1回目の給油時にウィング角度などの微調整をやったりすることもあるでしょう。

しかし、TOYOTAなど若いチームは短い時間でさっとセッティングを出したりするのはまだ苦手そう。
ベストのセッティングをいち早く見つけたところが勝ちそうですね〜。