ヘッドライト加工
(2006/06/17〜2006/06/24)


昨年秋にヘッドライトをASSY交換したので、1セット余ってます。
で、これは当時何を目論んでたかというと・・・。

@黄ばんだ部分を綺麗にしたい!
Aウィンカー部分をクリア化したい!

というのがあったのです。

しかし、@はともかくAのほうはヘッドライトを分解しないといけないわけでして、
「んじゃ、ちょっとやってみようか!」というわけにはいきません。
そのため、気合が乗るのを待っていたというか覚悟が完了するのを待っていたというか・・・。w

でも、そうしているといつまでたっても実行しそうになかったので、
いいかげん自分を追い込んでみることにしました。(ぇ


まずは下準備
作業前の状態をとりあえず1枚。

・・・果たして、作業後にヘッドライトとして使えるものになって帰ってくるのか、単なる不燃ごみとなってしまうのか・・・。(怖)
@の作業をするのに必要な道具です。
これは通販で買いました。
やってもらうより半額ですむというのと、今回の作業内容から考えて持ち込みはどーよ?っていうのとありまして。
現在使ってるポジション球は青いです。
道公法上、車幅灯は「白」か「黄色」と決まっていますので、この機会に車検対応品に交換します。

・・・ピンボケだな・・・。
車検対応を目指すのに、こーゆーことを考えるのもどーかと思いますが・・・。

ランエボVIII MRの黒いヘッドライトがかっこいいなぁ〜って思ってたので、この機会にそれっぽくしてみようと思い、ライトスモークのスプレーを購入してきました。

ヘタに厚く塗ると車検通らなくなりますんで、ほんのり塗ろうかと思ってます。
<これを目指したい。ww
Let's 分解!
まずはバルブとケーブル類を外します。
まぁ、ケーブル類を外せばバルブも一緒に取れますが。

そしたらクリップ(赤丸)とネジ(青丸)を外します。
裏面にもクリップがあるので外します。
ウインカー部。
これをクリア化したいんだ・・・。

人によっては半田ごてつっこんで溶かしてみたり、ここからノミみたいなもの突っ込んで割ってみたりしてるようです。
ASSYは前側のパーツと後側のパーツがブチルボンドによってくっつけてあるため、それを剥がすという作業になります。

てっとりばやくいくため、熱湯でボンドを柔らかくして引き剥がすという作業を選択。
ただ、作業中にお湯が内部に侵入するのを極力防ぐため、ガムテープで覆ってみました。

100%防げるとは最初から思ってません。
メッキが熱湯で剥がれるのを防げればいいと思ってるだけです。
こちらが作業現場。
はい、ご覧のとおりの流し台です。
ここをプールにして、ASSYを浸けてやろうという作戦です。
熱湯に浸すこと・・・どれぐらいだろ?(ぇ
多少柔らかくなったところでマイナスドライバーを使ってこじってやり、きっかけをつくります。
まぁ、相手はブチルボンドですから生半可なきっかけではダメでしたが。
ヘッドライト上辺と下辺のところはほぼ全域に渡ってこじることになりましたね。
あとは写真向かって右側になる辺。

根気よくやってると観念して開くので、そこからは力で引き剥がします。
気分的には第12使徒の体を中から引き裂く汎用人型決戦兵器です。
「フォォォォォーーーー!!」
引き裂かれた姿がこれ。
こいつもバラします。

赤丸のとこのネジを外せば、ウィンカーのクリア化は完了。
ただし、ノーマルのバルブでは黄橙色に光らないので、別途アンバーのバルブを買ってくることになります。

また青丸のとこのネジを外せばパネルが取れます。
クリア部分は気合入れて黄ばみ落としをするつもりなので、余計なものは排除です。
これがウィンカーのとこのパーツ。

・・・ある意味、これにシルバー塗ればクリアっぽくなりそうな気はしますが・・・。
純粋にクリアーパーツだけとなった姿。

これがキラピカコーティングでどこまで綺麗になるのか・・・。
なお、リフレクター部も青丸のネジを外せばレンズ部分が外せます。

引き剥がしの作業にもたついて、ちょびっと水が入ってしまったので、ばらして拭いておきました。
え〜、このミゾにぎっしり詰まってるブチルボンドを剥がしておかないといけないのです。
残ったままでは、もう一度くっつけるのに非常に邪魔ですから。
作業は基本的にマイナスドライバーでゴリゴリと削るだけです。
カッターで切ろうとも考えましたが、柔らかいので全然切れません。

白っぽく映っているのが削ったところです。
わたし、頑張ったよ・・・もう、いいよね?
これだけ詰まってたのを・・・。
ここまで掘りました!
これだけこびりついてたのを・・・。
ここまで削りました!!
溝掘りはマイナスドライバー、削るのはウチでは定番のカッターのグリップについてるヘラ。

パーツとしては4つだったわけですが、このブチル落しの作業は8時間ぐらいかかってる計算ですかね。
削るほうは1枚1時間ぐらいでなんとかなったのですが、掘るほうが問題で・・・。

右手、握力なくなりました。腕もなんか痛いです。
次の作業はこの疲労が回復してからです・・・。
輝きをとりもどせ!
今までは下準備です。
これからが本当の作業なんです。
・・・絶対こっちの作業のほうが楽だって・・・。(ぼそ)

さて、まずは軽く水洗いしてホコリ等を落とします。

本来は車両についた状態で作業するので、周囲のマスキングとかが必要になりますが、今回はそんな手間は皆無!
各種の薬品が塗装を痛める心配もございません。
まずは黄ばみを落とす魔法の薬を、付属のスポンジに少量染み込ませ軽く磨きます。
この茶色いのが黄ばみ。

このスポンジは水を張ったバケツで洗っておきます。
泡も黄色い。(分かりにくいでしょうけど)

この後すすいで、タオルで水気を取ります。
これが1回終わったあとの姿。

はい、これをスポンジに黄色いのがつかなくなるまで繰り返します。
「薬を少量染み込ませたスポンジで磨く〜水洗い〜水分取り」

通常は車両に取り付けた状態なので、水をしみこませたタオルなどで薬をふき取るという作業になります。

なお、この作業は一生懸命ゴシゴシやっても無駄です。
少量の薬品で軽く磨くというのを繰り返すことで綺麗になっていきます。
・・・薬品加減間違えて足らなくなり、黄ばみが完全に落とせなかったなんて口が裂けても言えません。orz
お次はコンパウンド。
まだ黄ばみが取れるのか・・。
左:コンパウンド処理前
右:コンパウンド処理後

右のほうが透明感がありますよね?
私の勘違いだなんて言わないでください。w
これで綺麗になったのですが、このままじゃまた経年劣化で黄ばんできます。
それを防ぎ、艶を出すのがこのコーティング剤。

これを、ほんの少しスポンジに染み込ませて塗りこみます。
塗り込んだら、キッチンペーパーで拭き上げ、綺麗な水をしみこませた布で拭いて、乾いたタオルで水分を取り除き終了。

で、完成したのがこちら。
作業前と比較して凄く綺麗に・・・きれいに・・・写真じゃ分からない・・・。orz
スモーク!スモーク!
景気よくスプレーで内側から吹き付け。

きゃあ〜〜〜〜〜っ!!・゜・(つд`)・゜・
なんでこんな白くなるの?!っつーかムラだらけ??
乾燥したらそうでもなくなりました。┐(´ー`)┌ヤレヤレ

そして、「どこがスモークになったの?」なんて質問は受け付けません。
ライトスモークってめちゃめちゃライトテイストじゃん!
いや、ヘタに黒くなって車検通らなくなるよりはマシだけどさ!!

ちなみに、これは一度乾燥させた後、もう一度スプレーしてさらに乾燥させたものです。
重ね塗りしても全然黒くなっていきません。
メッキパーツを取り付けると、なんとなく黒っぽい感じが分かるようになりました。ヽ(゜∀゜)ノ

・・・ってーか、綺麗になったってのがよく分かるようになった。ww
仮組みしてみます。

うん、黒いヘッドライトなんてウソだ。○| ̄|_
超重合神!(違)
いよいよ貼り合わせ。

まずは、ホームセンターでコーキング剤とコーキングガンを購入。
ちょうど黒いのがあったので、黒にしました。
一生懸命掘った溝に流し込みます。
昨日の作業で綺麗にしてスモークを吹いたクリアパーツを被せてみたら・・・やっぱりこじった部分が浮きやがった・・・。orz

万力でもあれば、押し付けて固着するのを待つんですがねぇ〜。
そういうのもないので放置です。
ホームセンターのついでにオートバックスへ行ったら、捜し求めていたコーティングアンバーがありました!
最近はピン角が150°のが主流で、180°のはなかなかないのですよ。
・・・予備も買っておけば良かったかな?
うん!バッチリだ!!
組み付け!!
今日は予想を裏切っていい天気なのです。
梅雨時にこんな天気はなかなかないのです。
だから、コーキング剤が完全に固まってないのに取付けしちゃいます。(ぇ

まずは、この姿を見納めのため1枚。w
Assyを外して比較してみます。

あ、ほんのりスモークが分かるなぁ・・・。
変更前。
変更後。
しばらくこのままコーキング剤が固まるのを待ちます。
そのあいだに、以前グリルに施したコーキングが剥がれてしまったのを補修します。
今度はてってーてきにやってやる。ww

そして、なんとなくこの顔もいいかなぁ?なんて思う浮気性の私。(^^ゞ
グリル変えようかなぁ?(ナニ
フォグ&コーナリングランプAssyと比較しても、ほんのり黒っぽいのが分かると思います。

・・・フォグも黒くするか・・・。(ぇ
夕方、グリルの補修が終了したので取り付け。

う〜ん、こっちの顔も好きなんだよなぁ・・・。
ライトオン!!

・・・あ、光軸調整しなきゃ・・・。
スモール−Low−Hi全部点灯。

スモールも白いですよ。
青くないですよ。
・・・なんか、明るさが他のに負けてる気がする・・・。
作業を終えて・・・
ヘッドライトなんてそうそうバラすもんじゃありません。
同じ作業もう一回やれといわれても嫌って言いたくなります。
そーいや、以前、ヤフオクにヘッドライトASSYのクリア化とイカリング加工やりますって出品あったなぁ・・・。
・・・こんなことを進んでやる物好きも居るのか・・・。(ぼそ)

え〜、かなり後ろ向きな感想で申し訳ないですが、ホントにブチル落しに疲れたので、できればもうやりたくない作業なのは本音です。
・・・でも、万が一事故ってヘッドライトASSY交換となったら、またこれやることになるのかな?かな?

取り外した純正ASSYを使って予備を作っておくという方法も無きにしも非ずですが、この純正セットはこのまま残しておきたいなぁ〜と思うのですよ。
効果のほどは?
「ウインカー部は綺麗にクリア化できた」
「黄ばみは十分落とせた」
「思ったほどスモークにならなかった」
・・・といことで、80点ってとこですかね。
正直、スモーク化はもう少しやりたかったのにビビってやめてしまった感じもしますから。

でもまぁ、ぱっと見は普通でよく見るとスモークかかってる・・・っていうのも悪くないと思うので、これでいこうと思います。