STEP.1 ヘッドライト分解
(2010/09/03)


まずは、分解しないと始まりません。

分解作業そのものについては、
BDのヘッドライト数セットを分解してるので理解してます。
ええ、非常に面倒くさいなーって。(苦笑)

しかし、分解して構造を確認してみないと、
どうやって加工するかも検討できないので、
まずは、ここからです。

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素材の準備
オークションでヘッドライトを左右1セット仕入れます。
オークションに出てくるものは、事故などで廃車になったもの、もしくは個人的に取外したものだろうかと・・・。
しかし、よく壊れてるんです。

まず、一番壊れてるのがここ。
以前、バンパーを外して実感したのですが、ここがないのは致命的だと思います。
次に、ここの部品が壊れてるものがあります。
これがないと、ヘッドライトを固定するのは上にあるボルト2本とメインのバーナー側にある1本だけ。
ウィンカー側を固定するものがなくなるので、不安定になると思います。

たぶん、取外した人は、エクシーガの構造を良く分かってなく、ボンネット開けて見えるボルトを外して「うりゃっ!」と引っこ抜いてるとしか・・・。

まぁ、恐らく私も、レガシィの分解手順を基本にしてますから、整備書を読まないままだったら同じことをしたでしょう。
無駄にデカいと大変です
とりあえず、目に見えるネジは全部外します。
正直なところ、縁にある5本だけで良いかと思ってたんですが、中の2本も外す必要があったとは・・・。

下の赤丸はネジが見えませんが、奥に1本あります。
こちら側は2本。
なぜに、あっちに集中してるのか・・・。
当初、ドライヤーで暖めながら分解する予定でした。
しかし、デカいので暖めた片っ端から冷めていきます。
結果、こんな方法で行くことにしました。

みんカラの先輩達に感謝です。

自分の脳内会議では出てきませんでした。
暖めるのは約20〜30分程度でよいかと思います。

暖めたら、マイナスドライバーなどを差し込んで、てこの原理で起こしていきます。
ブチルが伸びるのでこんな間時になります。
赤いラインのところがブチルの伸びたとこです。
なので、マイナスドライバーでブチルを切ります。
これを繰り返していくわけです。

なお、この際に「プチ・・・プチ・・・」という音が聞こえます。
それは、ブチルが伸びて千切れる音です。
なお、ヘッドライトはこうやってツメで留めてあるので・・・。
これらを起こしつつ外していきましょう。

これらの作業中に「パキッ」とか「ポキッ」という音が聞こえました。
ん〜、何の音だろう?ま、軋む音かな?
はい、二つに分解できました。
そして、一緒に出てくる謎の部品。(汗)
原因はこれ。
「ポキッ」と言ってたのはこいつか・・・・・・。

まぁ、そもそも分解されるなんて想定されてない代物ですからね。
大物の次は小物
クリアーパネルに固定されてるメッキパーツを外す必要があるので・・・この3つのネジを外します。
これで、3分割できました。
まだ余分なパーツが2個着いてます。
ブルーアクセントとポジション球のカバーパネル。
まずはブルーアクセントから。
この2ヵ所で固定してありますので・・・。
これを破壊します。
爪とかマイナスドライバーとかで、パキッとやっちゃってください。
これでOK。

なお、右下のとこに読みにくいですが変な文字が読めます。
「PBT+PET−TD20」

PETはおなじみのポリエチレンテレフタレートなので、PBTはポリブチレンテレフタレートということですかね。
じゃあ、TD20って?東京・・・ディズn・・・なわけないか。
っつか、素材にマイナスなんてありえませんから。w
はい、外れました。
ポジション球のカバーは、こうやってツメで固定されてますので、これを外せばOKです。
反対側はこのツメが引っかかってるだけなので、引っ張れば取れます。
これで、完全に分解できました。
以上、5点で構成されてます。
メインのバーナー部分は、オートレベライザーとかも組み込まれてますので、敢えて手を出しません。
反省点
片方で壊したなら、もう片方はその反省を生かして行われるものです。
しかし、結果は更に酷いものに・・・。

ここは接着して戻しておこう。
更に、こんなとこも割れ・・・。
ここは・・大して影響ないだろうから放っときます。
素材がPBT+PETなので、普通の接着剤ではNGですから、こちらを使いました。
修理&掃除
アロンアルファでくっつけた姿です。
でも、ここには横方向へ捻る力がかかることになります。

・・・きっとまた分解する気がする・・・。
そこでこんなものを買ってきました。

マフラーに穴が開いたときにでも使えるパテです。
こうやって接着した部分を外から覆うように。
くっつくこととかは求めてません。
横方向の捻りの力を、ちょっとでも弱めてくれればいいのです。
あと、溝に詰まったブチルをせっせと落とします。

この作業、割と疲れますので、1日1パーツぐらいの気分でのんびりやるべきです。
とりあえず、これぐらいのレベルまで落としておけば、OKではないかと。

結局、次に組み上げる時には、コーキング剤で防水加工が必要ですから。
溝から掻き出したブチルです。
1個1〜2cmぐらいの大きさの塊にしてます。
作業中に見つけたもの。

「ここって、空間があるんだ・・・」
「CCFLのストレート管埋め込めば・・・」

また妙なことを思いつく自分がいる。
いや、やらない予定ですがね。
こういうのって、車検時のチェックが非常に厳しいので。
BDの時は面倒がって車検時は純正に戻しましたから。

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