TEST.16 今更始めるiPod+iTunes


iPodを使うためにはiTunesが必須!
というか、プレイリストを管理していかないと、
ただ曲をiPodへ転送しただけではまともな使い方ができないので・・・。

ン10GBというデータが入ったものを、
ただ垂れ流すというのは非常に効率悪いですよね?

やはり、お気に入りというか定番というのはあるので、
それはすぐに聞ける状態にしておく必要があるのです。


とにかく動かしてみないとな・・・
起動直後はこんな感じです。
なにもないです。

っつーか、『90年代ミュージック』って何だよ?
『トップ25』とか『トップレート』というのは再生回数とかの統計で、ユーザーがよく聴く曲が何なのかがすぐ分かるものですね。
・・・要るのか?
とにかく、このままではどうしようもないので、曲を追加します。
沢山ある場合は、左のように『フォルダをライブラリに追加』で追加しましょう。
サブディレクトリがあっても関係なく一気に読み込んでくれます。
あまり多いとこんなポップアップが出ますが・・・。(苦笑)
追加した状態はこうなります。

すべての曲は、このライブラリに登録しないとダメなようです。
曲が増えるともう何がなんだかという状況に陥ります。
なので、iTunesもプレイリストで管理するというのが基本になると思われます。
なお、デフォルトでiPodが読み込んでくるタグ情報などはこのとおり。
『再生回数』とか『最後に再生した日』なんて、どーでもいいっちゅーの!
なので、私ルールに切り替えます。
なお、iTunesが管理する『ジャンル』は左のとおり。

『Anime』がねぇ!?ウチのアニソン達はどーすりゃいいんだ!?・・・・・・はっ、つい心の叫びが・・・。

それよりも『JPop』すらないというのはいかがなものか・・・。
まぁ、『Pop』で代用するか・・・。

あと『Eurobeat』ぐらいは欲しかったなぁ・・・。

どーでもいーけど『Holiday』ってなに?祝日用の曲?
『Industrial』って『産業』って意味なんだけど・・・何を入れとけと?
そんなこんなで曲を追加したところ、iTunes上に登録してあるはずのID3タグが出てこないことが判明。
・・・これが謎を解くまでの遠い旅路の始まりでした。
私はID3タグの編集をMERCURYさんの作成しております『SuperTagEditer』というのを使っているのですが、こちらではちゃんと表示しているのに、iTunesでは表示されなかったり、違うデータが表示されてたり。

もう、いったいなんのことやらワケが分からなくなりサジを投げそうになったのですが、ふとWindowsXPのエクスプローラーで表示されているタグ情報を見たところ、やっぱりこっちでも表示されていないものがある。というか、iTunesとエクスプローラーの表示の仕方が一緒だということに気が付いたのです。

となると、原因はタグにありそう。でもSuperTagEditer(以下STE)では綺麗に表示されてる・・・。どこでそんな問題が?
謎は・・・解けてしまえばいたって簡単
STEのデータをよくよく見てみると妙なものを発見しました。
左の写真で言うと『MP3(ID3v2.3+v1.0)』となっているものです。

これはいったいなんだ?ということでよくよく観察してみると、このタイプのファイルが見事にiTunesやエクスプローラーの表示と一致していないではないですか!

「犯人は、お前だ!!」

理屈を説明しますと、STEはこのタグのv2.3の方を表示し、v2.3のデータの書き換えをしていたのです。
ところが、iTunesやエクスプローラーはv1.0のデータを見ていた。
そのため、STEでどれだけタグ情報を書き換えても効果がないということになります。

この結論に到達するまでにかかった時間・・・12時間!
じゃあ、全部を『MP3(ID3v1.0)』にしてしまえばいいというわけで。
STEでは左のようにして変換するのが一番簡単です。

ただ、これで処理させた場合に、いくつかのファイルが『MP3(ID3v2.3)』という形になってしまいました。
数としてはそれほど多くないのですが、一発で変換しないというのも少々妙な話。
でもまぁ、変換しきれなかったものも改めて変換してあげればOKですので、深くは考えません。

なお、『RIFF MP3』形式もいくつかあったのですが、気持ち悪いので変換してしまいました。
STEのオプションにこんな項目があります。

昔、この『ID3tagの制限を超えたファイルを自動的に変換する』という機能を利用していたのですが、iTunesを使う以上、その機能は殺したほうがいいということで、チェックを全部外します。
そもそも、なんで『MP3(ID3v2.3+v1.0)』なんてものができてしまったのか?
リッピングソフトに原因がないか確認してみました。

すると・・・やはり左の設定画面で『ID3V1+ID3V2タグ』というとこのラジオボタンがオンになっていました。

つまり、mp3の作成の段階で自分が罠を作っていたことになるのです。(滅)
正解は左のように『ID3V1タグ』になっていればいいのです。


cd2wav32をご利用の方は一度設定を確認してみましょうね。
さて、謎が解けたので手持ちのデータの見直しをしていきます。
ひたすらSTEでタグの変換をしていく作業です。
データがそれほどなければいいのですが、私のところには40GBほどのデータが転がっているので、変換するのも一苦労です。

また、iTunesは少し触ってみた限り、ID3タグの情報を最優先で処理するソフトのようなので、ID3タグの充実は必須だと感じ、データの正規化というか、欠落しているタグ情報を埋める作業も平行して進めました。
iTunesで使用する上で大事なのは・・・『曲名』『アーティスト名』『アルバム名』『トラックNo.』『ジャンル名』です。
特に、アーティスト名アルバム名トラックNo.は大事ですね。
これがプレイリストを作るときにモロに影響してきます。
ジャンル名はジャンルごとのプレイリストを作る際にあると便利ですが、iTunesが知らないジャンルも沢山あるので、そこは自分ルールでなんとか乗り切るしかなさそうです。
やっと先に進める・・・
ただ取り込んだだけではとても管理なんかしてられないので、プレイリストを入れておくためのフォルダを作りたいと思います。
上の写真のようにどこか適当なところをクリックしておいて、ファイルメニューから『新規フォルダ(L)』を押します。

Windowsソフトなら空いてるところで右クリック→新規作成・・・といって欲しいとこですが、元はクリックボタンが一つしかないMac用のソフトなので、そんな便利機能はありません。


とにかく、いろんなとこで右クリックしても希望のメニューが出てこなかったり、なにも変化がなかったりと、いらいらするシーンが目立つ・・・。(ぶつぶつ)
まぁ、そんなこんなでこんなふうにフォルダを作っておきます。

フォルダ名に敢えてツッコむようなことはしないでください。
で、プレイリストの作り方ですが、ライブラリの中にあるデータを選んでファイルメニューから『選択した項目からプレイリストを新規作成』を選ぶのが簡単です。

特にアルバムなんかを処理するのには非常に強力。
アルバム名でソートかけておけば、綺麗に一塊になってくれるので、SHIFTキー使って選択してしまえば一撃です。

ID3タグでアルバム名をきっちり入れておくといい理由はこれです。
また、ここでの曲の並び順はトラックNo.も考慮してますので、トラックNo.も完璧にしておきましょう。
それさえやっておけば楽勝です。
ただし、こんなトラップが待ち受けてました。
これはエアロスミスの2枚組アルバムを読み込ませたものなのですが、アルバム名を同じにしていたため一括りにされ、トラックNo.でソートをかけられ、その上で曲名でのソートがかかっています。
つまり、Disc1とDisc2のデータがごっちゃになった!!

こうならないためには、アルバム名にDisc1とかD1とか入れておくべきだということですね。
さて、2つ上の写真でプレイリストを作るとこうなります。
ここで、プレイリストの名前を入力するのです。
選択した曲のアーティスト名とアルバム名が同じなら、自動で(アーティスト名 - アルバム名)としてくれるので、それでよければそのままでもOKですが、ここは私ルールで"/"を入れてます。
そして、できたプレイリストを作っておいたフォルダへ引っ越して、整理します。

こうしないと、プレイリストで溢れかえりますので。
必死に作業した結果、こんな感じに出来上がりました。

この苦労・・・約8時間。(爆)
あ、仕分けそのものは2時間ぐらいです。(ぇ
その前のID3タグの整理が・・・。(疲)
しかも、まだタグ整理が終わってないデータが残ってる・・・。orz


左の画像でケチつけるとすれば・・・。
×:Romantic Mode
○:ROmantic Mode
もはや直す気も起きません。(´д`;)
もう、タグデータの書き換えは嫌ぁ〜〜!!

もっというとアルバムは1st、2ndというふうにリリース順に並んでると良かったかなぁ・・・。
アルバムとかにならないシングルをまとめたプレイリストは、こういうふうにしてみました。
いよいよiPodへ転送
iPodをUSBで接続すると、このように表示されます。

・・・iPodの名前は気にしないでください。
別に電子体幽霊(ワイアードゴースト)だとか、親の再婚で突然できた妹だとかいう気はありません。(壊)
今回は、iPodオプションにある自動更新機能を使いました。
いや、データ量があまりにも多いので左のように『手動で管理』なんてやってられなかったのです。

ここで『すべての曲とプレイリストを自動的に更新』にしておけば、iPodを接続したときに自動で同期を取ってくれます。

しかし、逆に言うとiPodに転送する気がないものまで勝手に持っていってしまうという欠点があります。
まぁ、そういうデータはiTunesに登録すなということですか・・・。
転送中にはこんなメッセージが出ます。
この曲名の左横に付いてる○の中に×が付いてるものが転送されるものです。
転送されるとどんどん消えていきます。
iTunesのウィンドウ下部には、iPodの容量が表示されます。
なんでしょう?この曲数は。10.6日流しっぱできると?
おまけ
WMAをiTunesに登録しようとすると、こんなことを言われます。
Windows上で動いてるのに、WMAは排他ですか。
みんなMac使えと?
まとめ
一連の作業で私のID3タグは完全に綺麗になりました。
ここへたどり着くまでの苦労といったらもう・・・。

当初からID3タグはiTunes導入に併せて整理するつもりで進めてたのですが、いざ読み込ませたら酷い有様で。
で、最初はiTunes上で手を加え始めたのですが、STEの使い勝手に慣れてしまっている体は1個づつちまちま編集するiTunesはとても使ってられないわけで。
更に、一度iTunesで編集したデータは何故かタグ情報がSTEで表示されなかったりするトラブルが発生し・・・。
まぁ、これは例のタグの二重構造をiTunesがどう処理したかがなんとなく想像ついたのですが・・・。
iTunesでのタグ情報整理はお勧めしません。絶対STEのほうがいいです。

そんなわけでiTunesで読めないファイルをSTEで再度編集して読み込ませてもやっぱりダメで、iTunesをアンインストしてみたり、考えられそうなことはほぼ全部やった感じですね。
そんなときにふと例の二重構造なタグに気が付いたので一気に話が進んだのですが、最悪はデータを一度捨ててすべて最初からやり直そうかとも考えたので・・・。

で、ここまで苦労したiTunesですが・・・メインのプレイヤーになるかどうかは謎ですね。(核)
どうにも、iPodの管理ツールにしか映らないです・・・。
元々、データをジャンル別にフォルダに分けたり、ファイル名を工夫して再生順を管理したりしていたので、WMPでフォルダ内のデータを『すべて再生する』で同じことができますし・・・。
正直、エクスプローラーで開いたときと同じような見た目を作る(操作性を再現する)ためにここまでの苦労をしたという感じがするので、「ここまでやらないと使い勝手が悪いの?」というのが・・・。
普段からパソコンでしょっちゅう音楽聴いてる人ならば、途切れなく音楽に浸ってられるというメリットもありそうですが、私はそれほど聴く機会もないですしねぇ〜。
まとめII(2006/01/13追記)
年末にMDからPCデータ化したものをiPodに取り込むべく作業を開始。
・・・辛い作業になるとは予想できてたので、目に入らないフリしてXbox360で遊ぶことを優先してました。(爆)

新しくデータを追加する場合は『ファイルをライブラリに追加(A)』で行えばいいのですが、ファイルの数が尋常ではないので、ちまちまやってられません。
そこで、何か同期を取ることができるメニューがないのかと思ったのですが・・・分からない。orz
まったく、ここでもマニュアルの不十分さを痛感することになるとは・・・。
そして、ついでに既存データのIDタグもちょっと修正を加えたのですが・・・やっぱり自動ではiTunesに反映されない。
こうなると、とっととiTunesのリストを削除して1から作り直すほうが遥かに早いわけで。

iTunesのリストは初期状態のままですと、マイミュージックの中にiTunesというフォルダがあり、その中にファイルが2個ありますので、それをそのままざっくり消せば真っ白になります。

さて、結局初導入時と同じ作業をする羽目にはまったのですが、今回は取り込みからプレイリスト整理まで4時間近くかかりました。
なんせ取り込んだデータが「5644曲、17.4日、22.54GB」でしたので!(核爆)

まだまだ未整理のデータが残ってるんだけどなぁ・・・。最後はどんなことになるんだろ?
ぼやき(2006/03/07追記)
以前整理したデータをiPodに転送して色々いじっていると、アーティスト名や曲名の間違いが発見されたりします。
半角スペースと全角スペースの違いなんかも別物とされるので困ったものです。(※ごく普通のことですが)

で、見つけた間違いは合間を見てボチボチと直しているのですが・・・。
STEで編集するのがベストなんですが、そうるすとiTunesは変更を認識してくれないのでまたライブラリを削除して1から登録しなおさないといけないのです。(疲)
「じゃあ、iTunesのほうで直せばいいんでしょ?」
その意見はもっともで、私もそれをやってみました。

と こ ろ が・・・。
書き直したデータをSTEで開くとタグデータが消えてる!?
よく見るとタグのVer.が2になってる?!
検証した結果、タグ情報に日本語(2バイト文字)を入力すると自動的にID3TagVer.2に変換してくれるようなのです。
しかも、自分はTAG情報をライブラリのデータへ持っていくので、ぱっと見はファイルのタグ情報が綺麗に直っているように見えてしまう。
iPodへ転送されるデータもiTunesに同期するので判らない。

人をおちょくるのもいい加減にしろよ?傷が広がる前に発見できたから良かったが・・・。

ええ、もう二度とiTunes上でファイル情報は書き換えられません。
あくまで、このソフトはプレイリストを作ってiPodへ転送するだけのツールです。
他の作業はやらせちゃいけません。
いいかげんに・・・(2006/03/21追記)
このツールの使い方も見切らないといけないです。

さて、一度作ったプレイリストに新曲を追加しようとした場合、現状では一番最後に追加されてしまいます。
私の場合、どうしようもならないJ-POPのシングルなんかをのぞき、作品(アルバム)ごとにまとめるのが好きなので、IDタグのアルバム欄には作品名(※アニメやゲームのタイトル)を入れることが基本です。
ただ、これだけだと、作品ごとには固まってくれるものの再生曲順はアルファベット順となり、OPとEDが順番に再生されません。
最初は「しょうがないなぁ・・・」と諦め気味だったのですが、ふと「だったらトラック番号入れればいいんじゃん!」ということに気がつきまして。(気付くの遅すぎ!)
どうせ、また一からリスト作り直す必要もあった(まだ誤字があったorz)ので、この際やってしまえということになりました。

さて、ほぼ半日に及ぶ作業の結果は・・・ぐーです!!これはいい!!!
なんでこんな簡単なことを最初に気付かなかったんだと小一時間・・・。

どうやらこれにて安定運用に入れそうです。
ボチボチとIDタグが未整理のデータを整理して追加していきますかね・・・。
既登録データの修正法(2006/05/24)
ふと、この記事を読み返したところ、「新曲を追加するたびにリストを一から作り直さないといけない」という感じに読めることが発覚しました。

そんなことはないので、追記です。
例としてタグ情報を直す方法で紹介します。
まず、直すべきものを削除します。

このとき、【ライブラリ】のデータを削除して下さい。各プレイリストを削除しては大元であるライブラリのデータが消えないので2度手間になります。
逆に、ライブラリを消せば各プレイリストのデータも一気に消えます。

例は「SMAP」と「smap」が混在してるので、「SMAP」に統一するため、smapのほうを削除してます。
STEで直します。

STEの欠点として大文字小文字を区別するため、ソートするとデータ位置が離れ離れになって、こういうミスに気付きにくくなるというのがありますね。
修正したら再びiTunesに登録します。
いちいち「ファイルをライブラリに追加(A)」なんてやってられないので、ドラッグ&ドロップでやっつけます。

ドラッグ先は【ライブラリ】なので間違えないように。
各プレイリストへはドラッグできません。

で、あとはここからプレイリストへ登録しなおせばいいのですが、曲数が増えるとライブラリ内を探すのが一苦労です。
でも、iTunesには『最近追加したファイル』という項目があるので、それを活用します。
「追加日」でソートかければ一発で固まってくれますから・・。
それを目的のプレイリストへドラッグ!

これで修正は終わりです。
新曲の追加も2個手前のエクスプローラーからのドラッグ&ドロップからやればいいので簡単ですね。