TEST.18 V903Tで動画を再生する

ついカッとなって購入してしまったV903T。
まったく、いつもいつも悪い癖だと思いつつも一向に治りませんね、このビョーキ。（滅）

この機種のウリはGPSナビなのですが、
そんな常日頃からナビが居るほど方向音痴でもないし、
実験のために知った道をナビさせてもつまらないので、
「何か面白い遊び方はないのかな？」と思いネットへ。

個人的に「着うた／着うたフル」には興味ないのです。
まぁ、まだ着うたは使い道あるとしてもフルには今のとこ全く必要性を感じない。
そもそも着信の時に数秒鳴ればいいものがフルコーラスあってどーすんだと。
普通にフルサイズが聞きたかったら、mp3でも何でも使えばいいんだし・・・。

そんなことを考えながら調べていると、
パソコンの動画を携帯用の形式に変換するツールを発見。

・・・これなら”お遊び”としてはなかなかいいのでは？

アプリケーションをDLしたら、適当なとこに解凍します。 そして、まずは『Setup』を起動します。

ここで、どの機種用のファイルを作るか指定してあげるわけです。 ・・・V903T用はありませんね。 でも、同じくボーダフォンのV601T用はあるわけです。 じゃあ、これがもしかしたら上手くいくのかもしれない。 ・・・結論からいいます。 ダメです。再生できません。 『無効なファイル形式』として蹴られてしまいます。 MobileHackerzの機種対応情報を読むと音声コーデックのAACに対応してないのだそうです。 これはV902Tも同じだそうで。 じゃあ、どうするかというと音声をAMR形式にしてしまうのです。

『設定』ボタンを押すと2個のファイルが作成されます。 ここで作成される「Transcoding」という設定ファイルの中身を書き換えればいいというわけです。 メモ帳あたりで開いて書き換えればいいです。

通常はこうなってますが・・・。

こうしちゃいます。 -acodec：オーディオコーデックの設定 -ac：モノラル／ステレオの設定（AMRはモノラルのみ） -ar：オーディオサンプリングレート（Hz） -ab：オーディオビットレート（kbps） です。 つまり、AMRの1（モノラル）で8kHzの12kbpsの音質にするわけです。 AMRというのはこのクオリティにしかできないそうです。

設定ファイルの書き換えが終わったら、いよいよ作業開始です。 『3GP_Converter』を起動します。 左の図では諸設定をしてある後ですが、通常は出力先ディレクトリがデスクトップになってますので変更したいときは『選択』で選んでください。 なお、中段の設定が「標準画質」になってますが、上の設定ファイルでは「高画質」の項目を書き換えてますので、ここも高画質にします。 標準画質と高画質では、確実に高画質のほうが綺麗ですので、メモリの容量が許すなら極力高画質設定でいきましょう。。

トランスコードはファイルをドラッグして放り込むとすぐに始まります。 ですから、出力先は先に変更しておく必要があります。 いっぺんに複数のファイルを放り込んでもOKです。 左のようにバッチ処理で動いてくれます。 なお、ここへ放り込むソースはMPEG4でもMPEG1でもお構いなしです。 非常にお手軽なツールですね。 トランスコードの速度も上々です。 アニメのOP（1分半）程度なら約10秒、アニメ1話（24分）なら約4分13秒で終わります。（※実測値） [環境：Pen4/3.06GHz（FSB533）]

トランスコードが終了したら、SDカードにコピーして携帯に差し込みます。 ちなみに、V903Tの場合はSDカードの \PRIVATE\VODAFONE\My Items\Videos\ に入れてあげればいいです。

再生できたらOK！ ただ、スピーカーがヘボいのかなんなのか分かりませんが、Winで最適化しておいたボリュームレベルでは割れてしまいました。 ヘッドフォンを使っても割れたので、スピーカーの問題ではなくアンプとかそういうとこの問題ではないかと。 対処法・・・元ソースのボリュームレベルを下げる。 そんなの今更無理です！ AACならば「-vol」という音量のスイッチがありますが、AMRにはそういうのがないのです。

仕方ないので、音量レベルをいじっていないソースを用意してみました。 ・・・今度は割れなかったけど、なんかもう少しボリューム弄ってもいいかな？という結果に・・・。（難）