目に見えないから難しい・・・それが空力
(2011/06/03)


エクシーガは大きなガタイのせいで、空力面では不利です。

ワゴンボディのせいで、ゲート付近には巻き込みが発生しており、
速度が上がると抵抗が増えます。

腹下もわりとでこぼこしており、空気の流れはよくなさそう。
挙句、リヤバンパーの形状のせいで確実にここで空気溜ができてるはず。

街乗りであれば、そんなことは気にする必要がないのでしょうが、
何かと遠出をすることが多く、高速道路も使ってる私としては、
何か対策を立てないな・・・と思ってました。

それの一つが「STIリヤアンダースポイラー」であったのですが、
「これも効果があるよ」というものを今回装着することにしました。

でもねぇ〜、こういうのってもちょっと安くならないものですか?とは思うのですよ。
目に見えないものゆえに効果がきっちりと確認できず「オカルトグッズ」とまで呼ばれ、
さらには妙に高価な価格設定のため気軽に試せず、
口コミも賛否両論で「じゃあどうすりゃいいんだよ?」という状況。

はい、かなり人柱的な気持ちでの導入です。
でも、「買う」と決めたのは自分自身なのです。


取付そのものは簡単だろうけど・・・面倒
これがダウンフォースフラップです。

本当に必要な部分は青いところ。
あとはそれを取り付けるための部分。

角度調節ができるので、純正のセンター部分だけではなくもちょっと目盛りを追加しようと思ってマジックを使って目分量で刻み、さらにその上からクリアーを吹いたところ・・・。

クリアーが垂れました。(爆)
色々とみっともない姿になりました。(滅)
でも、この部分は空力に関係ハズですし、いつも見える場所ではないので、このままいっちゃうことに決定。(笑)
いきなりフラップを装着できるわけもないので、こんなステーが付属します。
取り付ける場所は、この赤丸の部分。
まず、ステーですが、短いほうのナットを取り外して・・・。
ここに差し込みます。
こちらの、へんてこりんな楕円ワッシャーの付いたほうも分解して・・・。
ボルトと楕円ワッシャーをこう差し込みます。
ワッシャーが楕円な理由はこの差込をやりやすくするためなんですね。
「うまいなー」と思いました。
こんな感じになります。
ただし、このステーとボルトのピッチは120mmと決まってますので、測りながら微調整をします。
微調整がすんだら、フラップを当ててみて問題ないか確認・・・って問題ありあり。(汗)

一時触媒に接触してしまいます。
こんなとこは接触禁止でしょう?
じゃあ、どうしましょうか・・・?
ということで、ここで工夫をすることに。

さっきまではこのボルトをこんな向きで入れてました。
写真下方向が車の進行方向なので、ボルトは進行方向寄りになります。
じゃ、それを反対にすれば後ろへ行くよね?
というわけで、こうなりました。
はい、接触しなくなりましたね。
こんな風にスペーサーを挟んでフラップを取り付けます。
フラップの角度ですが、とりあえずはセンターにしろと取説に書いてあったので、そのとおりにします。

気に食わなければ角度を調節すればいいのですが、そのためにまたジャッキアップして潜って緩めて・・・。


うん、面倒くさい!このままいこう!!
角度を決めたら、きっちり締めこみます。
反対側も同様に。

ステーの角度ですが、だいたいこんな感じになります。
細かい話をするならば、左右でフラップの角度が違うと当然空力も影響を受けることになるわけですが、所詮は一般車。
レーシングマシンでコンマ何秒の世界を争ってるわけではないので、だいたい合っていればいいのです。
この部分の取り付けなんですが。
ボルトの頭を手で押さえる事ができないので、面倒くさいんです。
うっかり中のほうへ押し込んでしまったらもうアウトです。
すごーく気を使いました。
はい、反対側も取付完了。

一応フラップの向きも左右で再度確認して微調整しておきます。
あまりにズレがあると、空気抵抗の大きいほうへ車体が流れたりすることになるかもしれません。
・・・そこまで影響が出るパーツなのかも疑問ですが・・・。
取付後に点検してみると・・・。

「これ、エアコンドレンからの水がフラップに直撃??」

やっぱり、手抜きではなくきっちりと対策する必要がありそうです。
車体の横から見たフラップの位置。

こんなとこに装着されるわけですね。
フラップを装着することで、車体のフレームにマウントして持ち上げる系のリフトでは、うっかりフラップで持ち上げることになりかねません。
そうすると、フラップがぶっ壊れます。(汗)

なので、フラップがあることを注意するステッカーが付属しています。

・・・が、とある理由により今のトコ貼っていません。
近々ディーラーに行ったりしてリフトにかけることは予定されてないしね・・・。
インプレッション
コンセプトからいっても、高速でしかお仕事しないものです。
なので、街乗りはまったく意味なし。

高速でも100km/hぐらいで巡航してて「ん?安定性良くなったかも?」というところなので、両手放しで喜べるものでもないと思います。
しかし、リヤが若干フワフワしていたのが落ち着いたように感じますので、それなりに効果は出てると思います。

あとは、燃費に多少なりとも影響するのかどうか・・・?

個人的には1.2万円ぐらいでいい商品かなー?と感じます。