STEP.2 ブレーキキャリパーのオーバーホール(分解)
(2011/07/17)
掃除だけでは綺麗になったといえないのと、
BDで5年半使ってたことを踏まえて、
「オーバーホールをしてあげよう」と考えました。
これから、長い間YA9で使われるわけですから、
新品に近い状況で装着したいですからね。
しかし、オーバーホールなんてやったことない・・・。
困ったときの友人頼みで、助っ人をお願いしました。
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用意したもの |
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ピストンを抜くのに、何か空気を送れるものが必要なわけですが、整備書などを読むと「エアツールを使え」とあります。 しかし、一般人がそんなもの持ってるわけもなく、この為だけに買うわけにもいかないので、ホームセンターで自転車の空気入れを買ってきました。 最近の空気入れにはアタッチメントが色々付いているので、それの中で使えそうなものがあったのです。 |
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アタッチメント装着後の状態。 これならなんとかいけるだろう。 |
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ピストンが抜けた際に一定の場所で止める必要があるのですが、整備書では3cm厚の角材を使えとありました。 しかし、手頃なものがなかったので、こんなスポンジ材を調達してみました。 (後々考えてみるに、スポンジ材じゃなくてゴムブロックのほうが良かったのではないかと・・・) |
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なお、アタッチメントは素の状態だとユニオンボルト刺さるネジ山との隙間から空気が漏れてしまったため、写真のようにテープを巻きました。 ベストは水道管の防水用に使うシールテープです。 |
まずはフロントキャリパーから・・・ |
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さて、いざチャレンジ! とりあえず、ゆっくり空気を入れていきます。 |
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そしたら、1つだけ抜けました。 一番動きのいいものから抜けていくので、ある程度想定の範囲内なのだそうですが、他の3つはどうするの?って状況です。 でも、助っ人が一言。 「これ、ピストン固着してる」 |
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とりあえず、作業性も求めて、シールを外してしまいます。 | |
残るは、とにかく抜けたピストンを固定して次に動きのいいピストンを抜く・・・という方法。 タイラップで固定してみたり色々です。 後から思えば「スポンジじゃなく固いゴムブロックや角材を使っていれば、そこできっちりとまったんじゃなかろうか?」と・・・。 |
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なんとか4つとも抜けた後のシリンダーの写真。 なんだか汚いな・・・。 |
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シリンダー内に見える黒い帯はシールなので、これも交換するんだそうです。 外すには先端がフック状になっているピックツールがあると便利です。 そして、シリンダー内の黒い汚れは、このシールが削られたカスだとか・・・。 |
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シールを外したら、ブレーキクリーナーでせっせと掃除してやります。 特に、シールの入ってた溝はカスが残っているのできっちりと。 |
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取り外したピストンもブレーキクリーナーで掃除します。 固着していたせいで色々付着しています。 ブレーキクリーナーを吹きつけて、指でこすって落としていきます。 |
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しかし、その程度では落ちない汚れが発見されました。 「どうしよう?指で触ると明らかに盛り上がってるんだけど」 「コンパウンドで磨く」 「いいの?!」 |
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・・・というわけで、液体コンパウンド登場。 | |
おっかなびっくりで全然削れない私の様子を見かねて、助っ人が作業してくれました。 指先にコンパウンドを付けて磨きました。 綺麗になった♪ |
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更に助っ人はこだわりを見せます。 「ついでにブリーダーボルトも掃除しよう」 ・・・そんなとこ掃除するなんて考えてもみませんでした。 |
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ボルトだけでなく、この穴も掃除です。 ブレーキクリーナーを流し込んでやると、この穴をに溜まったカスが出てきます。 |
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以上の手順をこなして、ようやく一つ完了。 もちろん、左右あるわけなので、同じ苦労をもう一回です。 やっぱりピストンは固着してました。orz |
リヤキャリパーも・・・ |
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フロントと同じように作業しようとして、ブーツをめくってみたら「なんじゃこりゃ?!」という状態に。 | |
それでもまぁ、抜くしかないわけで・・・。 ピストンの数が単純に半分になるのと、作業慣れしてくるのでスピードアップです。 |
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取り外したピストンは、フロントに比べてグリスまみれでした。 うっかり落としそうになること数回・・・。(汗) |
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どうやら、ピストンがシリンダーをかじってたようです。 ありえない跡が付いてました。 |
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こちらはブレーキフルードの通り道を掃除した直後の様子。 ブレーキクリーナーの液が黒ずんでます。 |
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フロントをやったのなら、当然リヤも。 というわけで、掃除されるブリーダーボルト。 |
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リヤはフロントに比べればスムーズに終わりました。 |
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